12/20発売の音楽誌「ROCKIN'ON JAPAN 2009年1月号」の、
桜井和寿インタビューがすごいです!
ニューアルバム発売を機に、
すでに何誌もの音楽誌に出ていて、
どれも同じようなインタビューばかりで、
全部ミスチル掲載誌買ったら、
アルバムより高い値段払わなきゃいけないって妙な話なので、
さすがにファンでも「もう音楽誌買わなくてもいいかな」、
と思っている人も多いですが、
この「ROCKIN'ON JAPAN 2009年1月号」の内容すごいです!
前半はすでに他誌にも書かれている、
ニューアルバムについてのことなんですけど後半がすごい!
これまでのミスチルの歴史を振り返ってるんですけど、
前の奥さんのこと、小林武史との不和、
大ヒット曲innocent wolrd誕生エピソードなど、
かなり赤裸々に桜井さんが語っています!
これまで断片的には語られてきたこととはいえ、
ここまで桜井さんがはっきり語っていて、
かつそれが活字になっているのは珍しい。
ミスチルインタビューが掲載された音楽誌は、
私は10年以上ずっと集めていて、
だいたい目を通しているけど、
過去のことをわりとはっきり語っているのは、
かなり貴重かと思います。
また最近ミスチルファンになった方は、
ミスチルがブレイクした当時のこととか、
あまり知らないと思うので、
ミスチルの変遷がわりと端的にわかるインタビューになっている。
それにしても私が驚いたのは、
桜井さんの前の奥さんは、
トイズファクトリー(ミスチル所属レコード会社)の社員だったこと。
なぜ当時、売れようと思ったのかという質問に対して、
前の奥さんが懸命にタイアップとか取ってきてくれて、
同棲してたからそれに応えようというのもあった、
と答えているのには驚いた。
「深海」の頃については、
不倫とかしてるのにピュアなラブソングなんか書けない。
突っ込まれる前に、このぐちゃぐちゃを吐き出してやろうと、
これだけ率直に語っているのも珍しいかなと。
大ヒット曲「innocent wolrd」誕生エピソードは結構有名な話で、
CMタイアップをとるために、CMの時間15秒に合わせて、
いかに飛び込んでくる曲をつくるかという話は、
何度か聴いたことあるけど、
アクエリアスのCMの絵コンテ見て、
桜井さんが夏っぽいイメージを感じて、
「灼熱」とか歌詞に入れようとしていたのを、
小林武史がいさめて、
「自分の思っていることを書けばいい」と言ったのは、
知らなかったです。
ここまで過去のことを率直に語っているのは、
それがもう過去のことになり、
かつ今回、自らが「デビューアルバム」と評するほどの、
新境地というか音楽活動の原点に立ち返ったともいうべき、
ニューアルバムが発売できたからなんだと思う。
私は過去のドロドロしたミスチルアルバムも大好きですけど、
ミスチルが飽きられずにずっと売り続けてきた理由というか、
時代や社会、人の心に合わせて、
奏でる音楽をうまく“変えてきた”ことに、
ミスチルの強さがあると思います。
この「ROCKIN'ON JAPAN 2009年1月号」の、
桜井インタビュー後半部分はすごいんで、
興味のある方はぜひ読んでみるといいと思います。