・待望のニューシングル「四次元」発売!(2005.6.29)
待たされ続けたミスチルシングルがやっと本日発売になりました!
(といってもCDは発売日前日からどの店でも店頭に並んでいます)
シングルとしては「Sign」以来13ヵ月ぶり。
別に休養していたわけでもなんでもないけど、ほんとやっと出た。
でも待たされた甲斐はあるという内容。
というのも「シングル」といいつつ4曲入っていて、
どれもシングルA面になってもおかしくない素晴らしい曲ばかり。
両面A面シングルなんていうけど、このシングルはダブル両面A面シングルというわけだ。
まず収録されているタイトルは下記4曲。
1:未来 (ポカリスエットCMソング)
2:and I love you (日清カップヌードル「NO BORDER」CMテーマソング)
3:ランニングハイ(映画「フライ、ダディ、フライ」主題歌)
4:ヨーイドン(フジテレビキッズ教育番組テーマソング)
というように、まあファンにとってはあまりうれしくはない、
タイアップものばかりの4曲が並んだ次第。
なぜあまりうれしくないかというと、シングルが発売される前に、
曲の一部分を聞いてしまうからだ。
「and I love you」は1月からテレビCMで頻繁に流れていて、
日清のホームページで1分バージョンを聞けてしまう。
「未来」も結構テレビに流れていた。
サビとイントロのイメージがあまりに違い、ただ先にCMで聞かされているから、
サビ部分と他の部分との違和感を感じさせてしまう。
こういう聞かせ方は音楽としては最低のやり方。
ドラマの主題歌ならカットされても曲全体を聞けるからいいんだけど、
CMで流されると、耳に聞いた時間が違って、曲全体としてのバランスを失う可能性がある。
「ヨーイドン」はテレビで見たことないが、あまりにミスチルのファン無視のリリースの遅さに、
ネットから「ヨーイドン」も「未来」も1ヶ月前には出回っていたので、
ダウンロードして聞いていたので、いい曲だけど新鮮味はない。
まあそんなこともあって、唯一CDを買ってはじめて聞く曲が、
「ランニングハイ」なんだけど、この曲とってもいいですよ!
久しぶりにミスチルの社会へのフラストレーションを、
勢いよくリズムよく心地よく、歌い上げた曲でいいです。
これまで聞いていないせいか、一番聞いてしまう。
その次に何度も聞いてしまうのが「and I love you」。
ほんとこの曲はミスチル全100曲以上の中でもベスト5に入るだろう、素晴らしい作品。
1月から何度も日清のホームページで聞いているし、
この前、ミュージックステーションで歌ったのをパソコンでとって、
何度となくそれで聞いていたんだけど、今、あらためてCDが出た今も何度も聞いてしまう。
「蘇生」「I'll be」的な系統ではあるんだけど、
明暗がはっきりせず、シンプルで一度聞くと頭に残りやすいメロディーと、
力強く解放感のある歌声の叫びが頭ん中でずっとずっと響き渡っているような、そんな曲。
心の奥底の思いを吐き出せるような、そんな素晴らしい曲。
「ヨーイドン」はファーストアルバム時を思い出すような内容。
ポンキッキのテーマソングだけあって、
小さい子供にいきなり人間の矛盾や欲望や社会の不条理を訴えるわけではもちろんなく、
最近ではアルバム曲には1曲ぐらいは入っている「大人のような子供」というアーティスト名をイメージさせるような、
シンプルでソフトで「やさしい」曲になっている。
「未来」は出だしがすごいかっこいいし、歌詞もいいんだけど、
どうにもこうにもポカリCMのサビと前半が結びつかなくって、
こうなんかのれそうでのれないみたいなところはあるんだけど、まあいい曲です。
シングルタイトルが「四次元」というわけあって、
この曲はちょうど四象限に分かれた4タイプの曲だ。
ハードな曲調からソフトな曲調へという順番だと下記のようになる。
「ランニングハイ」−「未来」−「and I love you」−「ヨーイドン」
今回のシングルで特徴的なこと。それはアルバム「シフクノオト」からの傾向なのだが、
はっきりとしたA面、B面用曲みたいにわかれていず、
どれもシングル用曲、アルバム用曲ともわかれていないことだ。
今までのシングルやアルバムには万人受けする「シングル用曲」と、
ファン受けする「アルバム用曲」さらにはファンでもあまり知らないレアもの好きの実験的曲「B面曲」と、
はっきりと曲がわけられたことだ。
それが今回のシングル、また前回のアルバムでもそうだけど、
そういうわけ方がなくなって、どれもすごく質が高くてそれぞれがいいみたいな、
バリエーションの豊富さと曲つくりの巧妙さが非常に高まっているということだ。
そんなわけでこのシングルは、実はダブル両面A面シングルという捉え方ではなく、
むしろミニアルバムといえる。
まあ「and I love you」だけはズバ抜けているけど、
(そのせいか、パソコンにCDを入れると「and I love you」と映像が見れる)
どれもそれなりに楽しめる内容になっている。
「シフクノオト」ツアーのDVDで沖縄で桜井君が歌っていた「太陽がいっぱい」という、
新曲もどきの曲もここには入っておらず、
2ヶ月前のファン会報を読むに、もう20曲ぐらい曲ができていて、
ずっとレコーディングしていてアルバム制作にいそしんでいるらしい。
多分次回アルバムから漏れて世に先に出たものをまとめたのが、
今回のミニアルバム「四次元」なんだろう。
次回アルバム発売までこの「四次元」で生きる勇気を与えてもらえる。
・ファン無視のミスチルシングルリリースの遅さを問う(2005.6.17)
私はミスチルの大ファンだ。
しかしミスチルを無批判に何でもかんでも受け入れるアホな「ファン」とは違うことを断っておく。
ミスチルの最新曲4曲が入ったシングルが6月29日に出る。
しかしそれは犯罪的な遅さだ。
ファンの完全無視である。いやファン完全無視だけでなく、プロモーション戦略としても大失態だ。
ここに入っている1曲は、半年前、1月に日清カップヌードルのCMで頻繁に流されていた。
その曲が半年後発売である。
ファン無視、プロモーション下手、このCMを聞いていいなと思った、
ミスチルファン以外の人を取り込むことにもこれでは大失敗している。
多分このようなバカなリリース戦略はレコード会社か所属プロダクションの失態で、
アーティスト自身のものではないと思うのだが、
桜井君はここ最近、頻繁にこんなことを語っている。
「好きなことやってそれでいっぱいお金がもらえて申し訳ないという気持ちでいっぱい。
だからそれを少しでも還元していきたい。
それでapbankという環境保護に役立つ団体に低利で融資することをはじめた」と。
しかしねえ、桜井君、そんなに申し訳ないと思うなら、
君の新曲を待ち望んでいるファンのために、新曲ができたら、
しょうもないCMタイアップだとかドラマタイアップだとかでもったいぶらずに、
いやそういうタイアップやってもいいからそのオンエアがあるころには、
いち早くCDをリリースして、ファンのために曲を届けようよ。
なぜそういうことをしないで、CMで流れている曲を半年間も放置しているのか私には理解できない。
ちなみにapbankの方でも、自然災害で被災した人たちを勇気づけるような、
とってもいい新曲ができているのにまだ発売していない。
新潟の地震で被災している人たちを勇気づけるような曲なら、
なぜその曲を早く発売して、その被災した人たちのために届けないのか。
そうすることで勇気づけられるんだから、融資活動よりよっぽどいいだろうに。
さて、しかし、そんなバカなことをしているとどうなるか。
インターネットで発売前に出回るとそういうわけである。
6月29日発売のシングル4曲中、2曲はもうネットに流出していて、
完全にダウンロードできる。
ポカリのCMの「未来」とフジテレビ・ポンキッキの曲になった「ヨーイドン」だ。
発売が遅いからこういう違法ダウンロードを促進させる結果になってしまう。
そういうこと、わかってないのかな、ミスチルは。
いい曲なんだから、その曲を早く発売してファンのもとに届けること。
それ以上にどんな「社会貢献」があるというのか。
考えをあらためてほしいと願う。
・ミュージックステーションにミスチル登場!(2005.6.25)
昨日、ミュージックステーションにミスチルがまた出ていて、
半年前にCMで流れていて発売を首を長くして待っていた、
「and I love you」を歌うので、
先週買ったばかりの最新パソコンで録画予約をした。
そして私は食い入るようにミスチルの映像を眺め、
そしてはじめ聞いた時には鳥肌が立つほどの感動を覚え、
テレビ用なので曲が短くされてしまっているんだけど、
この曲はもしかして、今までミスチルが出している全100曲以上の中でも、
「I'll be」や「蘇生」を越えるナンバーワンの曲になるんじゃないかと思いながら、
何度も何度もその映像をパソコンで聞き、そして眺めていた。
「and I love you」はすばらしい!
発売は6/29(水)です。