全国有数の漁獲高を誇る家島の港では、
朝、獲れたてのいきのいい魚が売られているのだが、
その魚を野良猫どもが狙っている。
おばさんに気づかれないよう、そっと近づき・・・
そしてがぶりとつかんで、一目散に逃げていく。
家島の野良猫は実にワイルドである。
魚をくすねようとしているぐらいだから、
警戒心が非常に強い。
くすねた魚をがぶりついている猫は野生そのもの。
写真を撮影しようとする私を威嚇する猫もいた。
餌付けされてたるんでいるはかねこでは考えられないことだ。
島の人たちは野良猫に困っているらしく、
猫に餌付けしている家の周辺には、
完全猫防備のため、ペットボトルと剣山を、
張り巡らしているところもあったほど。
「割烹旅館 志みず」
家島は漁業がさかんで、非常に活気のある島だった。
漁船のみならず、近くの男鹿島には採掘場があるせいか、
巨大な船も結構とまっており、造船所らしきものもある。
人口5000人ほど。
島は山になっているせいか、家は港周辺の平地に集中している。
道が狭いので、移動手段はみなスクーターが多い。
島をぶらぶら散歩していると、みなスクーターで移動している。
それでも昔はもっと活気があったというから驚きだ。
昔は250隻近く船があったが、
今は150隻ぐらに減ったのではないかということ。
それでも人をほとんど見かけることがない、
小さな島というイメージはまったくない。
自然も豊かなせいか、カブトムシ、クワガタもいる。
散歩中に道端でカメとカニに出会った。
夏休みは家族連れなどで大いに混むらしい。
魚づくしの料理目当てに宿泊する人も多いらしい。
ぜひ一度、機会が会ったら家島に行って、
のんびりしてみるのもよいと思う。