大理古城からチャリンコを借りて、
15km離れたペー族の古い町並みが残る喜州(シージョウ)、
藍染の産地として知られる周城(ジョウチョン)の2つの村をめぐった。
ちなみに大理古城にはレンタサイクリング屋が多く、
1日10元(150円)が相場だ。
大理古城から喜州までは一直線。
左手に4000m級の山々が連なる山脈を見、
右手に湖を眺めながら、
その間に囲まれた田園地帯をひたすら走ること1時間30分。
大理古城ほど観光地化されていないので、
古い古い民家が町全体に残っていて、
とっても雰囲気のあるペー族の村、喜州に到着する。
この村の最大の見所は町並みなんだけど、
それ以外にもう1つとっておきのものがある。
ペー族の民族舞踊ショーだ。
喜州の村に入るとショーをやっている会場までの案内看板があるので、
それに沿っていけばその場所に到着する。
ペー族の古い立派なお屋敷内でショーはやっていて、
客が来ればひっきりなしにやっているようだった。
到着した時、すでにショーがはじまっていたが、
次のショーを待つ人でごったがえしていた。
20分ぐらいで終わると、会場に入り、ショーを見る。
民族衣装をまとったペー族のショーを見ることができ、
さらには三道茶のサービスもある。
三道茶とはペー族のもてなしだそうで、3種類のお茶が出てくる。
はじめは苦い茶、次は甘ったるい茶、最後に辛い茶ということだが、
どれもすんなり飲み干すことができる。
チベット族のバター茶のように、
一口飲んだだけで到底飲むことができないといったような、変な茶ではない。
ちなみにこのショーには電光掲示板があり、
中国語、英語のほかになんと日本語の案内もあるのだ。
ショーの内容はこの掲示板を見ればわかる。
踊りとともにユニークなのが結婚式。
花嫁はなぜかサングラスをかけ、そして祝福のためか顔をみんなからひねられるのだ。
おもしろい風習だなーと思う。
さて、お昼は、喜州名物、喜州大餅を食べる。
ちょっとした広場にこの名物を売る出店が並んでいて、
1枚2元(30円)で売っている。
お好み焼きというか韓国料理のチヂミに似た感じで、
食事というよりおやつ感覚だ。
日本人にも口にも合いやすくとってもおいしかった。
大餅を食べると狭い路地のマーケットというか商店街をぶらぶら散策する。
のんびりとした生活時間と昔ながらの雰囲気が満喫できる、よい場所だ。
大理に行ったらぜひこの喜州を訪れるといいと思う。
チャリンコがしんどいならバスも出ているのでバスで行けば30分ぐらいで行けるはず。
ちなみにちょうどお葬式があって、盛大な行列に出くわしたので、
その写真もあわせてアップしました。